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日経は横ばいか、個別は決算受けた選別物色も=来週の東京株式市場

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 5月17日 来週の東京株式市場で日経平均は、3万8000円台を中心とした推移が想定されている。写真は東京証券取引所の建物で、2020年10月に都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 来週の東京株式市場で、日経平均は横ばい圏での推移となる公算が大きい。連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したものの、為替市場でドル/円が不安定な値動きを続けており、全体的には警戒感が残る。来週は企業決算がピークを迎えるため、決算を手掛かりとした選別物色が中心となりそうだ。

日経平均の予想レンジは3万7700円─3万8700円。

日経平均は1─3月の3カ月間で約6900円(20%)上昇したのに対し、4月は約5%減少。5月は「1─3月の行き過ぎた株高の修正が続く」(国内証券ストラテジスト)との見方があるほか、相場格言「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」といったアノマリー(経験則)も意識されやすく、積極的に上値を追う展開にはなりづらいとみられている。

大和証券の林健太郎シニアストラテジストは「ドル/円の変動が激しく、円安を好感して輸出関連株を買うといった流れが形成されづらくなってきている」と話す。株式市場では全体的に出尽くし感も意識されており、株価は今期見通しに対する市場予想の乖離(かいり)率、株主還元策といった材料に反応しやすいという。

そのほか主なスケジュールでは、国内で4月25─26日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、4月の景気ウォッチャーが公表される。海外では米国でウォルト・ディズニー、欧州でアーム・ホールディングスの決算のほか、中国で4月の貿易収支が公表される。

*イベントダイアリー 

*経済指標予測 

株式マーケットチーム

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