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【ひふみんEYE】伊藤七段は歩が躍動、終盤お手本のような指し手 藤井叡王は一工夫しないと大変 - 社会 : 日刊スポーツ

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RSS [2024年5月2日21時16分] 叡王戦5番勝負第3局の終局後、感想戦を行う藤井聡太叡王(左)伊藤匠(たくみ)七段(撮影・松浦隆司)

<ひふみんEYE>

将棋の藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠(たくみ)七段(21)の挑戦を受ける、第9期叡王戦5番勝負第3局が2日、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、後手の伊藤が藤井を破り、シリーズ対戦成績を2勝1敗とし、タイトル初奪取にあと1勝とした。

本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(84)が対局を振り返ります。

   ◇   ◇   ◇

大熱戦でした。先に仕掛けた藤井叡王に対し、伊藤七段が離されずについていき、終盤正確に寄せました。

特に伊藤七段は歩が躍動していました。まずは56手目の後手4六歩。感心しました。拠点になりますし、攻めの継続手にもなります。次の58手目後手6七歩も有効打でした。終盤への入り口で藤井叡王が打ち込んできた先手6一飛(91手目)の王手にも、後手4一香と安い駒で応じて、持ち駒の銀を温存しています。棋士たる者、さえている時には間違えないもので、お手本のような指し手を披露して、後手番で勝てたのは大きいです。

初のタイトル獲得まであと1勝ですか。第4局は先手番を生かして、緩めずに決めてください。私のタイトル戦の経験から、大事な対局を落とすと相手が息を吹き返します。

藤井叡王は、先手番でエース戦法の角換わりを封じられました。一工夫しないと大変ですね。タイトル戦で初めてのかど番で、第4局は後手番。重圧のかかる対局で守勢にならずに踏み込めるのか。お手並み拝見といきましょう。

(加藤一二三・九段)

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