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「カメムシ注意報」全国で続々、香川県では平年の94倍と大量発生 越冬し活動が活発化

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左からチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ (兵庫県提供)

果物に被害を及ぼす「果樹カメムシ」が関西を中心に大量発生しており、各県が注意を呼び掛けている。一般にカメムシの発生は隔年周期で、今年は発生の多い「表年」。今後、越冬したカメムシの活動の活発化が懸念されるという。

兵庫県は2日、害虫の発生状況調査を行ったところ「平年を大幅に上回る果樹カメムシ類の誘殺(害虫を誘導して殺す)が確認されている」として県内全域に注意報を発表した。県によると、果樹カメムシ(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ)が大量発生しており、主にナシ、モモ、カンキツ、カキなどの被害が懸念されるという。果樹カメムシは果物の果汁を吸って果実を傷つけ、商品価値を下げたり、落果の被害を生じさせる。

香川県も1日、2年ぶりに県内全域にカメムシ注意報を発表。県の発表によると、府中果樹研究所(坂出市)で害虫をおびき寄せる予察灯に集まった主要4種のカメムシ(4月21~25日)が、平年(2・7匹)の94倍にあたる254匹に上り、県内産主要果樹であるモモ、ウメ、スモモ、アンズ、ナシ、キウイフルーツ、ブドウ、カキ、カンキツなどで被害が懸念されるという。

4月にも和歌山県、鳥取県、神奈川県でそれぞれカメムシ注意報が出されており、各県とも農家に早めの対策を求めている。

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