大型連休後半 新幹線下り混雑ピーク 高速道路下り線も一部渋滞 | NHK

このうち、妻や小学3年の息子とともに富山県の実家に帰省するという42歳の男性は、「能登半島地震で実家の灯籠が倒れるなどの被害があったうえ、父親が復旧作業で体を痛めて心配だったので両親の元気な顔を見て安心したいです。大きくなった孫の姿を久しぶりに見せられるので両親も喜ぶと思います」と話していました。

また、父親とともに富山県の祖母のもとに向かうという中学1年の男子生徒は、「おばあちゃんともつ煮込みうどんを食べに行くのが楽しみです。中学生になって『勉強頑張ってるよ』『しっかり宿題やってるよ』と話したいと思います」と話していました。

そして55歳の父親は、「能登半島地震で実家が被災しましたが、高齢の母親は1人暮らしで地震で落ちたものを自分で片づけられないので、そうしたケアをしながら東京ではできないことを子どもと一緒に楽しみたいです」と話していました。

各交通機関の混雑は

JR各社によりますと新幹線の下りの混雑は3日がピークで

▽東海道新幹線は、すべてが指定席になった「のぞみ」を中心に、午前中から昼すぎにかけて、東京駅を出発する下り列車がほぼ満席となり

▽ことし3月に金沢・敦賀間が延伸開業した北陸新幹線や

▽東北新幹線でも、午前中から昼すぎにかけて、東京駅を出発する多くの下り列車で自由席の乗車率が100％を超える混雑となりました。

新幹線の上りの混雑のピークは今月6日になる見込みだということです。

また、高速道路の下り線の一部も午前中20キロを超える渋滞となり日本道路交通情報センターによりますと

午前11時ごろには

▽中央自動車道の神奈川県の相模湖インターチェンジ付近を先頭に29キロ

午前11時半ごろには

▽関越自動車道の埼玉県の高坂サービスエリア付近を先頭に23キロ

▽東北自動車道の埼玉県の久喜インターチェンジ付近を先頭に21キロの渋滞となりました。

そのあと、渋滞はおおむね解消されましたが、午後5時半現在も多くの高速道路で断続的に数キロ程度の渋滞になっているということで、今月5日にかけては上り線の渋滞がピークとなる見通しだということです。

さらに羽田空港や大阪空港から各地に向かう国内の空の便の下りもやや混雑し、国内線の下りの3日の予約率は▽全日空で76.5％、▽日本航空で75.5％だったということです。

交通各社は、ホームページなどで最新の情報に注意するよう呼びかけています。