< Back to 68k.news JP front page

訓練中の消防士死亡 第三者委の報告受け責任者処分 新潟 柏崎 | NHK

Original source (on modern site) | Article images: [1]

去年10月、新潟県柏崎市の海水浴場で潜水訓練中だった20代の消防士がおぼれて死亡した事故で、第三者委員会は消防の安全管理体制が不十分だったなどとする報告書をまとめました。これを受け柏崎市は、消防本部の責任者など2人を減給などの懲戒処分としました。

去年10月、柏崎市の海水浴場で当時26歳の消防士が、24時間勤務のあと時間外勤務として参加した潜水の訓練中におぼれて死亡しました。

原因などを調査していた第三者委員会は、消防士が事故の2日前に体調不良の不安を申告していたものの情報が共有されていなかったことや、陸上や船からの監視がされず安全管理体制が不十分だったなどとする報告書を22日に消防側に提出しました。

これを受けて柏崎市は、管理や監督する責任を怠ったとして、23日に

▽柏崎市消防本部の50代の部長級の職員を減給10分の1、3か月

▽柏崎市消防署の50代の課長級の職員を戒告の懲戒処分としました。

柏崎市の桜井市長は「市民の生命・安全を守るべき消防組織への信頼を著しく損ねる事態を招いたことについて、おわび申し上げます。再びこのような事故を発生させることがないよう安全管理体制などを見直し、組織的な管理体制の一層の強化に努めていきます」などとコメントしています。

この事故をめぐり、警察は業務上過失致死の疑いで当時の状況などを調べています。

< Back to 68k.news JP front page