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群馬 太田の国道354号線周辺「出店荒らし」の被害相次ぐ|NHK 群馬県のニュース

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太田市では先月30日から1日にかけて、市の南部を走る国道354号線の周辺の地域で店舗に侵入して現金や物品を盗む「出店荒らし」の被害が少なくとも4件相次いでいることがNHKの取材でわかりました。

このうち、太田市福沢町にある自動車の販売・整備会社では先月30日夜から1日朝までの営業時間外に、何者かが侵入したということです。

店舗の裏にある窓ガラスが割られていて、棚や机の引き出しが引き出された状態だったということです。

会社では現金を店舗に置かないようにしていたため、現金の被害はありませんでしたが、腕時計2個とスマートフォン1台が盗まれたということです。

自動車の販売・整備会社の金谷光明社長は「被害にあったことは悔しいし残念。狙われたら防ぎようがない。犯人は捕まってほしいし、改心して2度と同じようなことをしないでほしい」と話していました。

このほか、NHKが太田市の南部を走る国道354号線の周辺の地域を取材したところ、同じように、先月30日から1日にかけて営業時間外の店舗に侵入して現金や物品を盗む「出店荒らし」の被害が美容室やリサイクルショップなどでもあり、少なくとも4件相次いでいることがわかりました。

大型連休の期間中は現金や在庫がふだんより多い傾向があり、警察は店を閉める際には現金を店内に置かないことや、防犯センサーの設置などを呼びかけています。

一方、群馬県内全体でも住宅や店舗を狙った「侵入窃盗」が増加傾向になっています。

県警によりますと、ことし1月から3月末までに県内で起きた住宅への「空き巣」や店舗を狙う「出店荒らし」などの「侵入窃盗」の被害は暫定値で564件で、前の年の同じ時期と比べ、およそ1.8倍に増加しています。

こうした中、前橋市小島田町にあるホームセンターでは旅行や帰省など、家を空ける機会が増える大型連休にあわせて防犯グッズの需要が高まっています。

ホームセンターによりますと、先週、窓ガラスが割られないようにするための防犯フィルムや、サッシの内側に取り付けて二重にロックするための補助の鍵などの売り上げが急増したということです。

また、こうした防犯グッズは家族連れを中心に幅広い年代の人が買い求めているということです。

防犯グッズの売り場を担当する野口泰弘さんは「窓からの侵入を防ぐ商品が特に人気で、防犯意識が高まっていると思う。より多くの防犯グッズを認知してもらえるよう売り場を拡大していきたい」と話していました。

警察は、大型連休は特に「侵入窃盗」に注意が必要だとして、鍵の施錠など基本的な防犯の対策徹底を呼びかけています。

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