城崎温泉に浮かぶショウブ　子の成長願い、香りすがすがしく　GWは観光客も楽しんで

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ショウブ湯を楽しむ子どもたち＝豊岡市城崎町湯島

　端午の節句を前に、城崎温泉街（兵庫県豊岡市城崎町）にある６カ所の外湯で、「しょうぶ湯まつり」が開かれている。５日までの会期中、約千本のショウブを浮かべ、すがすがしい香りを楽しむ。２日には一足早く、地元の園児らが体験した。

　子どもたちの健やかな成長を願う伝統行事。観光客に楽しんでもらおうと毎年、大型連休に行っている。

　同温泉街では民家の軒先にショウブを投げ上げたり、子どもの頭にショウブを巻いたりして、無病息災を願う風習が残っている。

　この日は、外湯の一つ「まんだら湯」で、地元の城崎こども園の園児が体験。顔を紅潮させながら、湯船でショウブを触ったり、頭に巻いてもらったりしていた。

　同園の男児（５）２人は初めて入ったといい、「気持ちいい」と話していた。

　外湯によって営業時間が異なる。一部の旅館でも楽しめる。

　城崎温泉観光協会ＴＥＬ０７９６・３２・３６６３

（丸山桃奈）