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特別展「はにわ」東京国立博物館で10月16日から 国宝「挂甲の武人」は「白色」だった!驚きの最新研究成果も 九博にも2025年巡回

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2024.04.22

特別展「はにわ」東京国立博物館で10月16日から 国宝「挂甲の武人」は「白色」だった!驚きの最新研究成果も 九博にも2025年巡回

考古学の大発見!

古墳時代の群馬に白銀しろがね色の軍団?! 国宝「挂甲の武人」は白、灰、赤の3色で彩色されていたと、東京国立博物館が4月22日、今秋10月16日に開幕する特別展「はにわ」(はにわ展)の記者発表会で、彩色復元模型をお披露目しました。

報道陣に初公開された、国宝「埴輪 挂甲の武人」彩色復元模型

2017〜19年の解体修理に伴うX線調査で白、灰、赤の3色で塗り分けられていたことが判明。白は、鉄の地金の色(銀色)を表現している可能性があるのだとか。

国宝「挂甲の武人」の模型(左) 国宝「挂甲の武人」の彩色復元模型(右)

国宝「挂甲の武人」(東京国立博物館蔵)が、埴輪初の国宝に指定されて50周年を記念する空前の規模の「はにわ展」。国宝のほか、アメリカのシアトル美術館などにある挂甲の武人計5体(いずれも6世紀の群馬県の窯で焼かれた「兄弟」はにわ!)が史上初めて勢揃いします。挂甲の武人など国宝18点が集結し、第1章「王の登場」では国宝のみで古墳時代を概説します。

ーーなどと、角髪(みずら)カチューシャをつけた河野正訓・東博調査研究課考古室主任研究員が力説しました。

展覧会の内容を説明する河野正訓さん 左から河野一隆学芸研究部長、河野正訓主任研究員、山本亮研究員

見どころや展示構成は後日詳しく紹介します。(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」 会場:東京国立博物館 平成館 会期:2024年10月16日(水)~12月8日(日) 開館時間:午前9時30分~午後5時 ※入館は閉館30分前まで 休館日:月曜日 ただし11月4日(月)は開館、11月5日(火)は本展のみ開館 JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、同千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分 展覧会公式X  公式インスタグラム 巡回情報:九州国立博物館 2025年1月21日(火)~5月11日(日)

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