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衆院3補選で立民先行 自民、唯一擁立の島根苦戦:時事ドットコム

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時事通信 政治部2024年04月23日07時03分配信

衆院東京15区補欠選挙が告示され、街頭演説を聞く人たち=16日、東京都江東区

 28日投開票の衆院東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙について、時事通信は各陣営や与野党への取材を通じて情勢を探った。立憲民主党の候補が3選挙区ともリード。東京と長崎を不戦敗とした自民党は、唯一の与野党対決となった島根で苦戦している。態度未定の有権者が一定程度いるとみられ、情勢は変化する可能性がある。

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 島根1区は細田博之前衆院議長の死去に伴う。立民元職の亀井亜紀子氏は立民と共産党の支持層の多くを固めた。自民派閥の裏金事件に対する世論の反発を追い風に、無党派層にも支持を広げる。自民新人の錦織功政氏は自民、公明両党の支持層をまとめ切れていない。無党派層への浸透も課題だ。

 島根は全国有数の保守地盤で、自民がほぼ議席を占めてきた。立民陣営からは、低投票率となった場合に自民の組織力が発揮されることを警戒する声が出ている。

 東京15区は9人が乱立。立民新人の酒井菜摘氏がやや優位に立ち、日本維新の会の金沢結衣氏、小池百合子都知事の支援を受ける乙武洋匡氏、諸派の飯山陽氏、無所属の須藤元気氏の新人4人が混戦状態で追う。

 同補選は、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途前法務副大臣(自民離党)の議員辞職を受けて実施。候補擁立を見送った自公支持層の動向も焦点だ。

 長崎3区は安倍派裏金事件で谷川弥一氏(自民離党)が議員辞職したことに伴う。立民と維新の一騎打ち。立民前職の山田勝彦氏が優勢で、同党支持層をほぼ固め、共産の支援を受ける。保守層への食い込みも図る。維新新人の井上翔一朗氏は知名度不足が響き、広がりを欠く。

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