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「この世の終わりみたいな顔していた」前夜逆転負け西舘のために…船迫「絶対勝つ」ピンチ斬り 満塁被弾の高梨も雪辱0封 - スポーツ報知

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◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜)

 巨人がDeNAを下した。球団ワーストの13試合連続3得点以下と打線はまだ復調途上だが、救援陣も意地を見せて接戦をものにした。

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 1球に全てを懸けていた。1点差に迫られ、なおも7回2死一、三塁のピンチで、船迫はマウンドに上がった。前夜は8回に自身を含めリリーフ陣が崩れて逆転負け。「昨日ああいう試合になってどれだけ切り替えられるかだと。絶対勝つという気持ちで投げました」。思いが乗った初球、132キロのスライダーで桑原を右飛に打ち取り、グラブをたたいて喜びを爆発させた。

 前夜はルーキーの西舘が登板11試合目でプロ初失点を含む3失点で逆転を許し、敗戦投手に。試合後、高梨と船迫は落ち込む右腕を励ました。高梨は「この世の終わりみたいな顔していたので、リリーフやっていたら死ぬほどあるから気にしなくていいよ」と声をかけたという。

 西舘は2連投していたため、この日はベンチ入りせず。6回から登板した高梨は「西舘がいない中でバルドナードと大勢につなぐためにも、リリーフで頑張ろうと話していた」と明かした。自身も26日の同カードではDeNAのルーキー・度会に満塁弾を浴びたが「やられようが抑えようが、次の日に投げるのが仕事なんで」と切り替えてマウンドに上がり、しっかり0封。翌日に2人が手本を見せ、悪夢を1日で振り払った。

 阿部監督は「西舘を上がり(ベンチ外)にしていたから、何とかみんなでつないでいこうと思っていた」と頑張りをたたえた。結束も強いブルペン陣が、阿部巨人を支えている。(井上 信太郎)

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