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目黒区長選の候補者はどんな人?…プライベートは?生い立ちは?:東京新聞 TOKYO Web

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 21日投開票の東京・目黒区長選には、いずれも無所属で、元都議の新人伊藤悠さん(47)=国民民主、都民ファーストの会推薦、現職青木英二さん(69)、元区議の新人河野陽子さん(61)=自民推薦、IT企業社員の新人滝下隆行さん(41)、元都議の新人西崎翔(つばさ)さん(40)=立憲民主推薦、共産、社民、目黒・生活者ネットワーク支持=の計5人が立候補している。主な候補者の横顔を紹介する。(中村真暁)

◆伊藤悠(いとう・ゆう)さん(47) 無新 国都

 子どもが健全に育つ区に

伊藤悠さん

 高校時代に感じた「不公平感」が政治に関心を持ったきっかけ。公立中学時代は学習塾に通ったが、通えない同級生には自身の将来に見切りを付けている子もたくさんいた。高校に進学し「塾に行けなかったら、ここに来られていただろうか」と思いを強めた。

 早稲田大卒業後は衆院議員秘書を経て、26歳で目黒区議、28歳で都議に初当選した。一貫して取り組んだのは教育分野。塾に頼らなくても進学できる社会を目指し、都議会では公立校に塾機能を呼び込む事業などを提案、実現につなげた。

 都内私立中学への進学率が約4割の目黒区に「健全か」と問いかける。「子どもが家族との時間や、遊ぶ時間を削られず、健全に育つことができる区にしたい」

◆青木英二(あおき・えいじ)さん(69) 無現<5>

 朝散歩、ラジオ体操が日課

青木英二さん

 目黒区議に28歳で当選して以来、政治の世界を走ってきた。都議を経て、5期20年区長を務める。

 区政の柱として「安全安心で安定した区政」と強調する。区の調査では、95・6%の区民が「区に住んでいたい」と答えており、子育てや環境施策などを進めることで、さらに向上させたい考えだ。

 公約には区長選の投票率を上げるため、統一地方選の区議選と同日開催となるよう、任期途中の3年で辞めることを掲げた。厳しい財政状況が続く中、退職金も返納するとし、「身を切る改革」を進めると明言する。

 日課は自宅周辺を朝歩くこと。ラジオ体操も欠かさない。道すがら出会う区民と直接、声を交わす大切な機会にもなっている。

◆河野陽子(こうの・ようこ)さん(61) 無新 自

 座右の銘は「一隅を照らす」

河野陽子さん

 政治家一家に生まれた。母は神奈川県藤沢市議会の河野顕子元議長、祖父は河野謙三元参院議長で、河野太郎デジタル相は親族。子どものころから政治は身近で興味を持って接していたが、自ら志す考えは長らくなかった。

 区議になろうと決意したのは、娘3人の子育てが一段落した51歳のころ。区営住宅の計画を巡り、「もっと区民の声が届いたらいいのに」と思ったことで「DNAに火が付いた」。当選後は、発達障害のある人への支援や児童虐待防止、情報通信技術(ICT)化などに取り組んだ。

 犬との暮らしが大好き。動物福祉への関心も深く、保護犬の預かりボランティアもしている。座右の銘は「一隅を照らす」。謙三氏が大切にしていた言葉だ。

◆西崎翔(にしざき・つばさ)さん(40) 無新 立共社

 学童野球の代表兼コーチ

西崎翔さん

 政治家を目指す大きなきっかけになったのは、高校3年時の米中枢同時テロ。「戦争や地域紛争をどう解決すべきか。人と人が思いやることを呼びかけられる仕事がしたい」と志した。

 蓮舫参院議員の秘書や区議を経て、都議1期目で区長選に挑む。ジェンダー平等や子どもの安全・事故予防がライフワーク。公約には、区独自のパートナーシップ制度の導入や、妊娠期から必要な支援を届ける子育て施策を盛り込んだ。

 自治体の首長でも、羽田空港の飛行ルートや選択的夫婦別姓などで、国に発信していくべきだと考える。「物言う区長になっていい」と力を込める。

 子どもは3人。趣味は野球で、地元の学童野球チームで代表兼コーチを務める。

 ※年齢は投票日基準。氏名、年齢に続く表記は順に所属政党、現新別、当選回数、推薦・支持政党



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