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能登が原点 歌で元気を 輪島の祖母ら被災 陸自の歌姫・鶫さん 知事と懇談:北陸中日新聞Web

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伸びやかな歌声を披露する鶫真衣さん=県庁で

 ガルガンチュア音楽祭に出演している金沢市出身で陸上自衛隊中央音楽隊(東京)のソプラノ歌手・鶫(つぐみ)真衣さん(36)が2日、県庁を訪れ、馳浩知事と懇談した。能登半島地震では輪島市内で暮らす祖母(97)らが被災。東日本大震災をきっかけに入隊した陸上自衛隊の歌姫は「能登の自然が自分の原点。いつも以上に歌で元気を届けたい。幸せな気持ちを少しでも届けられたら」と話した。 (田嶋豊)

 父が輪島市出身で、輪島で年越しをすることが多いという鶫さん。今年は仕事のため、金沢で被災したが、能登に心を寄せ、3月中旬には輪島市内の4会場、珠洲市内の3会場で陸自中央音楽隊の慰問公演を実施した。

 ガルガンチュア音楽祭でも富山・新川、福井・敦賀公演などを展開。大型連休後半の本公演にも出演する。「アメージンググレース」では英語の歌詞に加え、公演に合わせ、古里の平和や能登への思いを込めた日本語の歌詞もつけた。鶫さんは「童謡や唱歌ではいつも能登の景色が浮かぶ。変わった景色を思うと、胸が痛いが、ふるさと、能登が大好き。思いを込めて歌い続けたい」と話した。陸自中央音楽隊副隊長の柴田昌宣2等陸佐も同行した。

 馳知事は「あれから4カ月たち、まだ大変な状況だが、音楽や芸術、スポーツなどの活動を通じて前に動きだす気持ちを少しずつ持っていただけたらと思う」と話した。

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