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2年ぶりに大館市で"秋田犬の容姿競う 「地域一丸」新たなスタート 秋田|FNNプライムオンライン

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 「秋田犬発祥の地」とされる秋田県大館市で3日、秋田犬の容姿の美しさを競う展覧会が開かれた。市での開催は2年ぶり。主催者や行政などが一丸となり新たなスタートとなった。

 展覧会は、大館市内に本部を置く秋田犬保存会が毎年この時期に開いていて、秋田犬の容姿の美しさを競う。

 2024年は2年ぶりに大館市の桂城公園が会場となり、地元をはじめ全国各地から170頭がエントリーした。

 秋田犬は国の天然記念物。「飼い主に忠実」とされることに加え、その愛くるしい表情などから、日本だけでなく世界から人気を集める犬種だ。

 審査のポイントは、犬の顔立ちや毛並み、耳や尾の形状などで、審査員は1頭1頭じっくりと観察していた。

 鹿角市からエントリー:

「この子(秋田犬)より僕のほうが緊張した。温和で日本犬らしくオーナーに忠実。飼い主にしか見せない表情もあり醍醐味(だいごみ)」

 千葉からエントリー:

「教えたことが返ってきて、子育て終わったあとだがまた子育てしているような気持ち。夫婦の絆も深まった。皆さんに知ってもらえたらいい、これだけいい犬なので」

 ところで、2023年は保存会と行政の考え方の違いなどから、展覧会の大館市での開催が見送られた。2024年は、市や市議会、それに観光協会などの団体が初めて実行委員会を組織し、市の庁舎を開放したり物販や飲食のブースを設けたりして行事を盛り上げた。

 秋田犬保存会・遠藤敬会長:

「紆余(うよ)曲折はあったが結果的には良かったのでは。特に地方ではいかに観光客を呼び込んで地域にお金を落としてもらえるか。秋田犬の力をもって、それをうまく利用できるようスクラムを組んでいろんな場面で一緒に実行委員会でやっていければ」

 秋田犬は近年、頭数減少やブリーダーの高齢化などが課題になっている。大館市は、秋田犬を活用した観光産業など地域一丸で盛り上げ、関係人口の創出につなげていきたいと話している。

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